22. 決死の大ジャンプ

突然 僕は思い立つ
車で 君に会いに行く
真夜中 道は空いていた
道脇 地図を開いてた

後ろで 何かが ぶつかる
音がしたんだ
大きく ドスンと 鈍い鈍い
音がしたんだ

ああ 君の家まですぐなのに
ああ 酔っぱらいの原チャリだ
ああ これじゃすぐには行けないよ
ああ 君の家までもうすぐなのに


そこで 僕は青ざめる
やっと 事態が飲み込める
まさか 自分の車じゃ…と
記憶を 必死で辿ってた

地図を 開いて いただけ
止まってたんだ
一瞬 目の端 何かが
横切ったんだ

ああ 僕は全然悪くないのに
ああ 決死のダイバー大ジャンプ
ああ 何でこんなめに遭っちゃうの
ああ 君の家までもうすぐなのに

死にたいならいいよ
酔っぱらっててもいいよ
僕には関係ないよ
車どうにかしてよ
あとどれくらいかかるんだよ


ああ 君の家まですぐなのに
ああ 僕は全然悪くないのに
ああ 決死のダイバー大ジャンプ
ああ 酔っぱらいの原チャリだ
ああ 何でこんなめに遭っちゃうの
ああ これじゃすぐには行けないよ
ああ 君の家まですぐなのに
ああ 君の家までもうすぐなのに

ああ 君の家までもうすぐなのに
Written by Miyuki Kawabata